東京都港区の概要~江戸から続く揺るぎない上流階級エリア~

港区は、企業の本社数が23区内で1位(港>千代田>中央)で、経済活動の中心地です。特に虎ノ門、新橋、芝エリアに多くの企業本社機能が集積しています。

江戸から続く「上流階級のエリア」

大使館の集積にも注目すべきでしょう。主要国の大使館はほぼ港区に集中しており、その数80超。(渋谷区が23>千代田区、目黒区が14)江戸期の大名屋敷を大使館用地として提供している例が多くみられ、歴史的に上流階級の住む土地であることがわかります。

区内人口に占める外国人居住者数割合は新宿区と同等で、特に欧米系外国人の比率はダントツです。大使館エリアのほか、麻布、白金といった高級住宅街、青山、赤坂、六本木といった「商業×高級住宅エリア」に多くの外国人含む「上流階級の人たち」が住んでいます。

国、東京都、民間が再開発を推進

港区は、アジア地域における企業拠点の東京への集積を目指す「アジアヘッドクォーター特区」に田町・品川・六本木・虎ノ門・新橋エリアが含まれており、様々な再開発案件が立て続けに推進されています。また、JR山手線の新駅も港区(田町駅~品川駅間)であり、官民総出で再開発が推進されているエリアとなっています。

水と緑も豊かなエリア

赤坂御用地、迎賓館、東京タワーのお膝元である芝公園、白金の自然教育園、有栖川公園、青山公園、台場や芝浦の運河等、水と緑にも恵まれています。実は、東京23区における緑の割合を示す緑被率で港区は4位。(練馬>世田谷>杉並>港)都心3区でありながら非常に恵まれた地域であることがわかります。

エリア別地価


※2016年のエリア別地価水準(㎡単価)

平均:289万
中央値:251万

都心3区の中で「平均値と中央値の乖離」が最も少なく、「どこも満遍なく、お高いエリア」であることがわかります。
(例えば中央区は「銀座・東京エリア」と「湾岸エリア」の差が大きく、平均482万に対し中央値は165万(!)です。)
細かくエリアを見ていくと港区にも闇の深いエリアは存在するのですが、それはまた別の記事でご紹介します。

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