地価からみた東京23区の地位(じぐらい)ランキング

その土地の歴史的な価値、格を表す地位(じぐらい)について、
地位の表象としての土地価格平均をエリア別にまとめてみました。

東京都心3区は「千代田・中央・港」という定番で認識している人が多いかと思いますが、
中野区、目黒区、豊島区あたりの「地位の肌感覚」って住んでいる人にしかわからないのではないでしょうか。

このあたりの肌感覚を持っていると、巷のマンション価格の鑑定や実際の購入時に大いに参考になります。

やはり都心3区は千代田・中央・港

以下、2016年発表時点の東京23区における地価平均ランキングです。
※統計の取り方や指標によって順位の変化もありますが、都心3区は多くの方の認識通り「千代田・中央・港」でした。

千代田、中央については銀座や東京がそれぞれ組み込まれており、
「平均値」として港区を大きく上回っていますが、
当然エリアごとの偏り等もあるので詳細分析は別の記事に譲ります。

また、「都心5区」まで広げると、特に文京区の組み入れについて認識が各人で異なる傾向にありますが、地価という側面でみれば、
「都心5区」=「千代田・中央・港・渋谷・新宿」ですね。

※投稿後追記
上記の通り平均値は外れ値の影響を大きく受けるので、都心5区については中央値も記載しました。
中央区と港区の順位が逆転しますね。
「どこもかしこもお高い港区」と、「幅広い地位(じぐらい)を持つ中央区」という構図が見えてきます。

中央値ベースで言えば千代田、港が他を突き放していますね。

順位 行政区 地価平均(㎡) 地価中央値(㎡)
1 千代田区 633万 297万
2 中央区 482万 165万
3 港区 295万 291万
4 渋谷区 286万 137万
5 新宿区 216万 114万
6 台東区 105万
7 文京区 101万
8 目黒区 99万
9 品川区 91万
10 豊島区 85万
11 中野区 60万
12 世田谷区 59万
13 大田区 52万
14 江東区 50万
14 杉並区 50万
16 荒川区 48万
16 北区 48万
16 墨田区 48万
19 板橋区 42万
20 練馬区 41万
21 江戸川区 35万
22 葛飾区 31万
23 足立区 28万

次回以降、上記ランキングに基づく各区の分析や各区のなかでのエリア感を記事にしていきます。

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