不動産投資家が税理士を選ぶポイント

不動産投資の規模拡大を目指す場合、闇クマは法人での買い進めを強く勧めています。
端的に言えば融資の受けやすさや仕上がってきたときの税務上のメリットなどがあげられるのですが、正直「絶対法人」くらいの勢いです。
過去には消費税還付という鬼のようなお得制度があったのですが、こちらは税制改正でかなり下火になっています。
まだやりようはあるんだけどねー。

で、法人で物件を買い進めると決めたら、ほぼ必ず「税理士をつける」ことになります。
別に義務ではないのですが、税理士つけずに法人やるというのは、なんというか本末転倒と言いますか、
本来享受したいメリットを享受できない恐れがあるので、素直につけておくのが良いです。

闇クマも当然税理士をつけていますが、色々めぐり合わせで当たりを引きまして、
良い税理士は最高のパートナーであると実感しています。

そこで、税理士をつけている経験を踏まえて、不動産事業においてどのように税理士を選べば良いか、個人的に思うポイントを記載します。

①不動産投資家の会計に慣れている

ここは重要かと。一般の中小企業向けの税理士さんと、不動産投資家を多く顧客に持つ税理士では、
こちらの背景理解が異なります。物件購入諸経費の取り扱い(償却?一時費用?)とか、
広い解釈で費用化できる不動産事業において費用化にどれだけご協力いただけるかなど、
不動産投資家の特性をよくご理解いただいている税理士さんにお願いすることは、今後の拡大だけでなく、
日々の精神衛生の面でもメリットになるかと思います。
具体的な捜索方法ですが、闇クマはネット野郎なのでWEBで「不動産投資 税理士」などで片っ端から探すとか、
あとは消費税還付なんかも良いですね。消費税還付を手掛ける税理士には不動産投資家を顧客としているところが多いです。
それか、もはや元も子もないですが、大家仲間の紹介を受けるなど。(闇クマなんかよりエンゲル部長とか、絶対知ってそう。。)

②こちらの要望を聞いてくれる

闇クマは結構決算書に物言いをします。
「こういう企業活動をしたからこういう決算書になる」ではなく、
「こういう決算書にしたいからこういう企業活動をしたことにする」
というアプローチのもと、もちろん合法の範囲で試行錯誤をしています。
noteにも書きましたが結構やりようはあります)
端的に言えば、それに「かしこまりました」と言ってくれる税理士かどうかは重要です。
自分は良い税理士さんとしか付き合ったことがないので想像なんですが、
世の中には「税理士が決算書を作成するんだ。経営者は口を出すな」という税理士もいると思っています。
(教科書的にはそれが正しいですし。)
ただ、良い決算書、戦略的な決算書を作りたい場合、これは弊害でしかありません。
その意味で、①で気になる税理士さんをピックアップしたうえで、
「諸々柔軟にできますよね」を事前に確認すると良いかと。

③料金も確認する。

①、②だけでなく、経営上アウトソースの費用になるので、料金も重要な観点かと。
やすかろう悪かろうは駄目ですが、①、②が整っていれば、そこからは価格勝負でも良いと思います。

ちなみに②は人によると思います。
闇クマは、(プロのアドバイスはいただきつつも)こういうのを自分で調べて、組み立てて、
自分である程度作りたいと思っており、その目線で②を書いていますが、
そうじゃなくて不動産投資のプロに寄り添う税理士が自動的に完璧な決算書に仕立てる!的なことをお望みの場合、
②の観点は逆方向になってしまいます。

ただ、闇クマ的には②のアプローチが良いかなと思っていて、
結局銀行と対話するのは我々投資家、事業家であって、懇意になれば「決算書のここがもう少しこうだと良いですねえ(意味深)」みたいな会話も銀行とするわけで、
それをもとに税理士に要望を出して決算書を作っていく方が、確実に「強い決算書」に近づけると思うんです。

また書き殴りしてしまいました。
わかりやすさは無視するスタイル。

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