就活の軸が漠然としている学生の就職活動戦略

2018卒の就職活動が本格化しています。学生有利の「売り手」市場が続いていますが、バブル期のような「高学歴の場合、会社説明会に顔出せば内定が出る」というわけでもなく、各種就職活動セミナーは大活況です。
ところで学生の皆様の志望業界、志望企業はお決まりでしょうか。なんとなくあたりをつけて情報サイトで資料請求、説明会エントリーしている程度の人もいると思います。
志望業界、企業が決まっている人も心の底から嘘偽りなく、内定が出たら心底納得できる志望がある人は少ないのではないでしょうか。

大多数の就活生がどのような戦略で企業を選べば良いか、「高給な高属性の企業」を選ぶことに尽きます。

高属性の企業とは、簡単にいうと社会的に評価が高く、安定している企業です。
では、高属性企業に所属することがなぜ「明確にやりたいことが決まっていない学生」の選択肢として有効なのでしょうか。
■圧倒的な信用度の違い
高属性企業勤めとその他一般企業勤めでは「信用度」が圧倒的に異なります。
これは、不動産投資での銀行借入、住宅購入、人脈形成、プライベートでの人的交流において、
取れる選択肢、規模の差に直結します。
社会人経験の中で「何かにチャレンジしたい」状態になったときに、
「自分が何者なのか」が非常に重要です。
不動産投資で言えば、高属性企業に勤めている場合には不動産市場が低迷し銀行が融資を渋っている「買い時」に
融資を引くことができますが、その他一般企業勤めだとそうした「買い時」に融資が降りないのです。
※現在のような「どんな人間にも貸す。それによって投資不適格水準まで不動産が高騰する」状態のときにしか、
一般企業の人間は投資ができず、失敗していくのです。
何か目の前にチャンスがあるときに、「自分の持っている看板」は大いに役立ちます。
最近は「大企業の看板だけではダメ」という言説で学生を騙すセミナーが横行していますが、
「一般企業の看板だけではもはや死しかない」だけで、
「あるにこしたことはない」のが間違いないのが「看板」です。
■日系高属性企業の福利厚生は圧倒的
大企業の福利厚生が絞られてきているとは言え、
(各企業は隠しますが)福利厚生はその他一般企業とは比べ物にならない状態は続いています。
例えば以下の通り。
・高額な住宅手当(10万円まで補助等)
・海外リゾートの保養地にほぼタダで宿泊
・出張時の高額な手当
・高額な接待費
「将来に人生の選択肢を最大限残しておける」高給高属性大企業こそ、人生を破滅させないための選択肢です。
■では、高属性企業とはどこか?
以下、平均年収が1000万円以上の企業です。
下記の企業全てが高属性であるとは限りませんが、
高属性とは、企業の規模に加えて当然給与水準も大事ですので、下記企業は大きなアドバンテージがあることでしょう。

社名 平均年収
キーエンス 1640
朝日放送 1510
伊藤忠商事 1390
三菱商事 1370
三井物産 1360
毎日放送 1320
丸紅 1300
住友商事 1300
ファナック 1270
電通 1270
ヒューリック 1260
日本経済新聞社 1250
朝日新聞社 1230
住友不動産 1190
野村證券 1190
大和証券グループ 1170
三菱地所 1130
三井不動産 1120
第一三共 1110
東洋経済新報社 1110
伊藤忠丸紅鉄鋼 1100
東京建物 1090
野村総合研究所 1080
商船三井 1070
旭硝子 1070
双日 1060
アステラス製薬 1050
SMBC日興証券 1050
エーザイ 1040
サントリーホールディングス 1030
日本郵船 1020
WOWOW 1010
日本オラクル 1010
アジレント・テクノロジー 1010
阪和興業 1000
岡谷鋼機 1000
新日鐵住金 1000

※民間調査会社の2016年時点のデータ。年収は整数第一位を丸めています。

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